長谷部祐子 / イラストレーター。雑貨製作といたずら写真も趣味!本質的に泳いでいると人生を神秘的に感じるような気がします。スペシャルハッピ〜なもの、ことが大好き!自然と野生を大事に、自分の役割を果たしたいと考えます。


美夏夜

帰ってきたタイミングで、日記を綴っています。読書ばかりしていたので本の感想をいくつか🌟


読書記、その1。

小泉今日子はなぜいつも旬なのか」
小泉今日子を軸に据えた、現代の【女の子】変遷史“と巻末に記された本です。

とてもいろいろ考察の深い本だったのですが、なかでもひとむかしまえに一斉を風靡したある雑誌についての考察がとても興味ぶかく、
当時はまだ身近ではなかったパリの女の子たちの暮らしを”憧れの対象”としてキラキラしたイメージをくっつけて日本の女の子たちに紹介する、というのがメインコンセプトな雑誌だったけれど、同時にそんな女の子たちは実際にはパリにいない、という批判も受けていた(つまり雑誌がつくりあげた架空の世界だった)、というくだりで、

どこかの国にとても憧れていて、それを原動力としているゲイジュツカのひとが、
憧れを募らせた末に、ついにその国に渡航して帰ってきたら、そのひとから以前のようなエネルギーが消えているっていうのをたびたび目撃していたのが長い間わたしの中でちょっとした謎だったのをふっと想い出したのだけど、


小泉今日子はなぜいつも旬なのか (朝日新書) [ 助川幸逸郎 ]
妄想のように、たとえ実際に、頭の中にあるような“そんな国“はなくても、
憧れが膨らみきった世界がそのひとのなかにあり、それが世界にたったひとつの夢のようなものであるなら、一生かけて創造の泉として大切にしているのも悪くないかも知れない、と想う。

こんな風に、わたしの趣味の目がつかまえた話題の他にももちろんもっともっと深い考察がたくさんなされている、示唆に富んだ一冊でした。


いまの自分ではなく、もっと自分がこうなれたらきっと幸せになれる、あれが手に入ったら・・・などなど、“条件付きの幸せ“を求めていると、幸せって永遠に手に入らないものなのかもしれない。

こんな風に綴られた一節が記憶に残った一冊でした。
“目標を高く持つことは、人間を向上させます。ただし、ハードルを越えられなかった自分を許せないと、リベンジに成功するどころかかえって生き延びることが困難になってしまいます。
何も誇るものを持たない裸の自分を受けいれられるかどうか。それは、プラスのカードをたくさん集めることよりも、サバイバルをする上ではるかに重要なポイントである気がします“




&オマケに、行ってみた@karuizawa美術館のお庭の写真を2まい🌟

yuko



see you!